きなこのマイホーム日記☆セキスイハイムSPSであったかハイム☆

セキスイハイムのスマートパワーステーション(SPS)で夢のマイホーム生活♪

土地は買ったのに家が建てれない!?想定外の事態で着工が遅れた事例

 

みなさんこんばんは。きなこです。

 

最近我が家の周りでたびたび見かけるんですが、旗竿地に家を建ててるお宅が結構あるなぁと感じます。

 

旗竿地とは・・・

道路に接している入口部分が狭くて、その奥に家を建てれる広い敷地がある土地の事です。

※SUMOカウンターHPより

建築基準法で定められたルールによると、4m以上の道路に最低2m以上接していないと、その土地には建物を建築する事はできません。旗竿地はものすごく使いにくそうな形状の土地ですが、道路に面している細長い部分が2m以上あれば建築基準法で定められたルールは満たすという事になるんですよね。

 

そんな多数の旗竿地の土地に、建築基準法の条件を満たしてどんどん家が建っていく状況の中、どこをどう見ても4m以上の道路に2m以上接している土地なのに、なかなか建築許可が下りなかったパターンがありました。

 

それが、きなこ妹宅です。

 

今回はかなりレアなパターンかとは思いますが、こんなパターンもあるんだぁ!!という事例として書かせていただきます。

 

まず、きなこ妹宅はこんなお宅です。

www.kinako-no-ouchi.com

 

立地としては、坂道を登った先にある高台で、もともとは木が生い茂った場所でしたが、3区画分の宅地開発をして同時に売り出されました。土地の隣(坂を登り切った突き当り)が小学校です。妹宅はその3区画の中の一番奥(学校の隣)にあります。

 

きちんと大きな不動産屋さんから紹介してもらった土地で、特に問題なく家が建つはずでした。ハウスメーカーも決まり、話し合いも順調に進み、地鎮祭や着工日まで決まっていたのですが、そこでトラブルが起きました。

 

なんと、家を建てれる土地じゃないので建築の許可が下りないというのです!!

 

当初は土地の用途をうまく宅地に変更できていなくて許可が下りないのかと思っていましたが、よくよく探っていくと、それ以前の問題でした。

 

その土地はもともと宅地ではなかった為、なんとその土地の前を通っている道が、学校へと続く道という事で、学校の土地の一部になっていたのです。

土地周辺図

 

このせいで、道路は道路ではなく学校という扱いになってしまい、さらに道路に面した土地なのに、道路は学校の一部という扱いなので、道路に面していないとみなされてしまい、宅地として建物を建てる許可が下りなかったのです。

 

これを解決するには、学校の敷地になってしまっている道路部分を学校ではなく道路に変更してもらい、きちんと道路に面した土地とみなしてもらえるようにしなければなりません。

 

そして、学校を所有しているのは市町村になります。なので市町村がこの道を学校から道路に用途変更する必要があるのですが・・・妹宅の場合は役所が「忙しくてすぐに手続きできない!」と言い、かなり先延ばしされてしまいました。

 

そんな事もあり、とりあえず地鎮祭だけは予定通り行ったのですが、着工はできないので、手を付けれないまま数ヶ月放置された状態になってしまいました。ただし土地はすでに購入し、ローンの支払いも始まってしまっています。さらに妹宅だけではなく、その隣の2区画も同じ状況で待ちぼうけになっていました。こんな事ってあっていいんでしょうか!?

 

ちなみに、妹家族は土地のローン支払いが始まるぐらいの時期に、ちょうど住んでいたアパートの更新時期になりました。そのタイミングで「家賃とローン両方払うのはもったいないよね~」となったそうで、アパートは解約して、家が建つまでの数ヶ月間それぞれの実家で生活する事にしました。家なんて数ヶ月で建つし、ちょっとだけ実家にお世話になります!っていうノリだったんですが・・・

 

なんと妹家族、1年近く実家にいました(;´Д`)

それだけ着工が延び延びになってしまったというわけです。

 

平日は夫婦それぞれ実家で過ごし、週末だけ妹旦那が妹実家に泊まるというスタイルだったんですが、当時まだ私は実家に住んでいたので、その間はまだ小さかった姪っ子の遊び相手にならなければならず、めちゃくちゃ大変でした。仕事から疲れて帰ってきてご飯を食べようとすると、「きなこあそぼ~!!」と言われ、「ごはん食べてるから後でね!」と言っても、「ヤダ!!今からあそぶ!!」と言われ・・・さらに寝ようとしても邪魔をされ、彼氏(今の旦那)と電話中にも邪魔をされ・・・きなこ的にも早く妹宅建ってくれよ!!と思いながら過ごしてました(;^ω^)まぁ、そんな事もあったので、今でも姪っ子は我が子のようですけどね(^^;)

 

そんなこんなでなかなか着工できなかった妹宅ですが、数ヶ月後にやっと重い腰を上げて役所が動いてくれたので、なんとか無事に着工する事ができました。ほんとにここに家建つの!?騙されたんじゃない!?と疑った時期もありましたが、なんとか無事に家が建ってよかったです。

 

道路が道路として扱われないなんてすごくレアなパターンだとは思いますが、こんな事例もありますよ!という事で紹介させていただきました。土地を購入する際は、ほんとにその土地は家が建てれる土地なのか、しっかりと注意深く確認しなければいけませんね。

  

  

 

 

 

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