きなこのマイホーム日記☆セキスイハイムSPSであったかハイム☆

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【昔の家づくり】田舎の大工にすべてお任せで大失敗した和風ガレージハウス

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みなさんこんばんは。きなこです。

 

前回、私が子供の頃に住んでいたボロ家についてのお話を書きましたが、今回はその続編になります。

 

旧実家は、ボロボロの平屋を中古で購入し、そこに小さな2階建て部分を増築してある構造だったんですが、今回はその増築部分を建てた時のお話です。今とは違う昔の家づくりは、かなり大荒れだったようで・・・

 

きなこ旧実家についてはこちら↓

www.kinako-no-ouchi.com

 

時は1970年代半ば、某会社の従業員寮で住み込みで働きながらお金を貯めていた老夫婦は、終の棲家を探していました。そして、とあるきっかけで、中古住宅付きの土地を購入します。それがきなこ実家の始まりです。

 

欲を言えばもっと都会に土地を買ってほしかったですけどね、当時じーちゃんが「老後はのんびりした所で過ごしたい」と言ったので田舎を選んだそうです。そんなじーちゃんもこの家には1年ちょっとしか住めずに亡くなったそうですが・・・(;´Д`)

 

さて、そんなこんなで家を購入したきなこ祖父母でしたが、もともと建っていた中古住宅では満足できず、どうせなら新しく家を建て直してしまおう!という話になりました。でも一気に壊してしまうと住むところが無くなってしまうので、今建っている家はとりあえず残しておき、まずはそこに住みながら空いた土地に増築をし、増築部分が完成したら、次はこの中古住宅も壊して増築部分に合体させる形ですべて新しくしようという事になったようです。

 

ちなみに当時の家族構成は、じーちゃん、ばーちゃん、息子(きなこ父)の3人です。ただし、きなこ父は当時某ホテルの調理場で働いており、月の半分は泊まり込みだったようなので、家にいない事が多く、実質じーちゃん、ばーちゃんの2人暮らしのような感じでした。

 

そんな家族の家づくりの要望はこんな感じでした。

・日本家屋を建てたい

・車好きな息子の為にシャッターのある車庫を作りたい

・車庫から直接家の中に入れるようにしたい

・立派な和室を作りたい。使う木にもこだわりたい

・将来息子が結婚した場合も想定した部屋割りにしたい

 

というわけで、実家の増築部分は、今で言うガレージハウスのような感じになっております。ただし瓦屋根に土壁の日本家屋なので、和風ガレージハウスですね(^^♪

 

そして、設計や施工は、ばーちゃんの田舎の知り合いに大工さんを紹介してもらい、そこにお願いする事になりました。ばーちゃんは自分の田舎が大好きで、その地域の人達には絶大な信頼を寄せていたので、大工さんにすべておまかせしてしまいました。それが大きな失敗の元になるとも知らずに・・・(´Д`)

 

祖父母、きなこ父の要望を受けつつ、独断で大工さんが工事を進めた結果、こんな感じの家が完成しました(前回同様、思い出しながら適当に図面書きました)。

左側がもともと建っていた平屋部分、右側が新たに建てた増築部分です。木造2階建て、さらにガレージ上部に中2階も付いているという構造です。

 

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1階図面



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中2階図面

 

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2階図面

 

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断面図

 

旧家ともうまくつながっているし、これだけ見ると全く問題なさそうに見えます。ただ、じっくり見てみると、要望とあってない部分や、もともと設計されていた図面と大幅に変えて作られてしまっていた部分があったそうです・・・

 

まず、息子(きなこ父)要望のガレージ部分。

当初はガレージから直接家の中に入れる図面になっていたそうですが、完成してみたらガレージから家の中に続く入口がありませんでした!!なんでも、大工さんが寸法を間違えて、当初の設計とは違う形で施工されてしまったそうです。その結果、車を停めたらわざわざシャッターから外に出て、玄関まで回って家の中に入らなければいけなくなってしまいました。

 

そして、ガレージの高さも間違えたのか、かなり天井が低いです。なので車高の低い車しか入りません。幸いな事にきなこ父はセダンやスポーツカーが好きなので、どれも車高が低く、なんとか今までこのガレージを使い続けていますが、それ以外の車は停める事ができません。きなこ母の乗っているタントは背が高すぎてガレージに入りません。なんとも実用性の無いガレージが出来上がってしまいました。(結果、ガレージと2階の間に中2階が出来上がりました)

 

次に、和室部分。

ばーちゃんの要望で、木を1本丸ごと使った立派な柱が立ちました。

立ったんですが・・・

 

なんと、大工さんが木の向きを間違えてしまい、節が出て見た目がキレイじゃない側が見える部分に出て、キレイな木目側が壁の中に隠されてしまいました。実際に私は言われなきゃわかりませんでしたが、こだわりがあったばーちゃんは「ほんとはこんな所に節が出るはずじゃなかったのに!!」と、ずっと文句を言ってました。

 

さらに2階。

完成したものは10畳の洋室と6畳の和室の2部屋です。

一見問題なさそうですが、実はこの2部屋、当初はどちらも8畳間+収納だったそうなんです。それが大工さんが寸法を間違えたせいで、10畳(収納無し)と6畳(収納有り)になってしまったそうです。設計段階と部屋の広さが変わってしまうなんて・・・しかも収納も無くなってしまったし、こんな失敗がある事にもびっくりしました。

 

突っ込みどころ満載なんですが、結局知り合いから紹介してもらった大工さんだった事もあり、文句も言えず、直してもらう事もなく(というか、直すにはもう手遅れなミスですよね・・・)、現在に至るわけです。

 

実際に自分が家づくりを経験してみたうえで過去の話を聞くと、今だったら絶対ありえない!と思います。というか、自分達は図面を毎回細かくチェックしたり、施工中も頻繁に現場に見に行ってミスとか発見したらすぐに直してもらっていたので、じーちゃんもばーちゃんも、なんで大工さんを信用しきって全部お任せしちゃったの!?と、突っ込みたくなりました。今はじじばば共にあの世にいるので、直接は突っ込めないですけどね(^-^;

 

そして現在は、もともと建っていた平屋部分は壊してしまい、そこに増築部分にくっつける形で新しい家を建てました。新しい家だけで事足りてしまうので、増築部分は完全に物置になっています。ガレージだけは今でも父が使ってますが、上に書いたように使い勝手は悪いので、ほんとはこの増築部分を壊して平面の駐車場にしてしまいたいんですが、壊すのにもお金が数百万かかってしまうので、我が家の負の遺産は結局そのままになっています( ;∀;)

 

ほんとは20年前に家を建て直す際に壊す事もできたんですが、こんな家でも自分が頑張って建てた家なので、ばーちゃんには愛着のある家らしく、ばーちゃんが生きてる間は壊せないね!という事で残す事になったのでした。

 

以上、ありえないミスだらけのきなこ実家増築部分のお話でした。

昔の家づくりってこんなアバウトな感じだったんですかね!?ただ、今も昔も、ハウスメーカーや職人さんに任せきりにせずに、自分でもしっかりチェックする事が重要なのは変わらないですね!!

 

さて、次回からは、20年前に建て替えたきなこ実家の建設裏話などを数回にわけて書いていきたいと思います。こちらも突っ込みどころ満載ですので、ご興味ございましたら引き続きお付き合い下さいm(__)m

 

 

 

 

 

 

 

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